コロナ禍によってすっかり浸透した感のあるテレワークですが、それに伴い、web上でのミーティングや会議が普通のこととなりました。
WiMAXをネット接続に使用している場合にzoomなどの接続が切れてしまうと大変なので、本当に大丈夫なのか不安になってしまうこともあるかも知れません。
「通信が切れる」というのは、電波が不安定になってしまった最後の状態です。
今回は、WiMAXがzoomなどのいわゆるwebミーティングが切れてしまう手前の状態から順に見ていきたいと思います。

webミーティングに必要な速度は出ているか
画面の動きや音声を伝えるので相当なデータ転送速度が必要なように感じますが、実際には、下り3Mbpsあれば、zoomミーティングをはじめ、リモート接続を含めた業務系の操作はほぼ問題なく行うことができます。
WiMAXは、4Gエリアでも実測値(BloadWiMAX調べ)で下り56.9Mbps、都市中心部などの5Gエリアでは69.73Mbpsにもなります。
数値的にみても、WiMAXは全く不安のないスペックを持っていると言えます。
通信速度制限に引っかかったりしないか
WiMAXは、基本的には月間のデータ容量は無制限となっていますが、短い時間に大量のデータ転送を行うと、その後しばらく帯域制限を受けることがあります。
具体的には、
「4G通信」で「直近3日間で10GB以上のデータ転送があった場合」、「超えた日の翌日のネットワーク混雑時間帯(18時頃~翌2時頃)」に最大通信速度が「概ね1Mbps」に制限されます。
この10GBのデータ量というのは、UQ WiMAXの公式によると、「5分の長さのHD高画質動画(60MB)を、約13時間流し続けた」場合に相当するそうです。
3日間で割ると、1日4時間ほど高画質の動画を見ると引っ掛かる計算となります。
5G通信の場合は、「直近3日間で15GB以上のデータ転送」の制限がありましたが、2022年2月1日からこの速度制限が撤廃されたようです。
しかし、5Gに対応しているエリアはまだまだ少なく、4Gで通信している場合は「直近3日で10G」の制限はいまだに生きていますので注意が必要です。
とはいえ、5分で10メガの動画であれば83時間分であり、zoomなどはこれに近い転送量なので、1日の勤務時間を8時間として、まる3日webミーティングを行っても、10ギガにはまるで届きません。
なので、WiMAXで仕事を行う分には、速度制限に引っかかることはまずない、と言えます。
電波状態が悪くなって切れたりしないか
電波干渉によって安定しないことがある
WiMAXは、wifiの電波によって接続を行っています。
そのため、同じような周波数帯の別の電波があると干渉を受けてしまい、安定した接続が保てず、場合によっては切れてしまうこともあります。
WiMAXでは、他のwifi機器同様、2.4GHz帯と5GHz帯が使用でき、任意での切り替えが可能です。
2.4GHz帯は、Bluetoothマウスのような他の電子機器や、電子レンジのようなものにまで影響を受けるのが特徴です。
ルーターと作業用PCの間に電子レンジがあって、仕事中にそれで何かを温めたりすると、通信がひどく不安定になる可能性がありますので、機器類の位置関係には注意が必要です。
5GHz帯は、ルーター機器以外が使用することがほぼない周波数帯なので、通信が安定します。
ただし、周波数が高い分、2.4GHz帯の電波より、届く距離が短くなります。
まとめると、こんな感じです。
| 2.4GHz帯 | ・電波の届く距離が比較的長い ・bluetooth機器や電子レンジ等と電波干渉が起きやすい |
| 5GHz帯 | ・電波の届く距離が、2.4GHz帯より短い ・ルーター機器以外ではほぼ使用されない周波数帯のため、電波が安定しやすく転送が速い |
そのため、仕事をする(zoomミーティングなどを行う)際には、5GHz帯に切り替えて使用することをお勧めします。
これにより、仕事中に「zoomが切れる」リスクはかなり軽減できるでしょう。
ルーターから遠い、または途中に遮蔽物がある
電波はその性質上、距離が長ければ長いほど届きにくくなります。
また、途中に壁やガラスなどの遮蔽物があると、それによって電波が妨害され、弱まってしまいます。
WiMAXは、ルーター自身のネット接続も電波、ルーターとパソコンやスマホなどの端末との接続も電波で行われるため、ルーターや端末の位置関係をよく考える必要があります。
例えば、WiMAXルーターを、窓から離れた部屋の奥に設置すると、ルーター自身の電波受信が弱まります。
さらに、WiMAXルーターと端末の距離が離れすぎると、これらの通信も弱まり、結果、端末のネット接続が非常に不安定になって、「通信が途切れる」ことにつながってしまいます。
なので、
・WiMAXルーターはなるべく窓の近くに置く
・パソコンなどの端末を、WiMAXルーターになるべく近づける
といったことが対策として有効となります。
WiMAXルーター自体の位置も重要です。
中継器を設置すると改善する可能性が高い
置き場所を変えるといっても、モバイルタイプのルータであれば自由に場所を変えられますが、ホームルーターの場合には、そうもいかない場合があるかもしれません。
そういう場合は、wifiの中継器を設置するのも手です。
だいたい3000~4000円くらいで手に入ります。
2階建ての家でルーターが1階、端末が2階にある場合や、そんなに離れていなくても意外なものが遮蔽物になっているような場合などに、中継器を入れただけで劇的に接続が安定することが結構あります。
思い当たる節のある方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
電波でネット接続する性質上、電波の通りを良くすること、ルーターと端末の距離を近づけることが基本となります。
また、電子レンジなどが近くにある場合は、WiMAXの設定を5GHz帯に設定を変えてみるのも有効です。
そういった方法でもなかなか安定しない、ルーターとの距離を詰めることができない場合は、wifi中継器を設置すると、劇的に改善することがあります。
意外なものが電波の遮蔽物になっており、中継器でそれをうまくかわせることもあります。
こういった対策をとることができれば、zoomミーティング中に通信が切れる、というような事態はまず起きないと思います。

