WiMAXは、面倒な回線工事等が不要で、自宅でもどこでも場所を問わずインターネット環境が導入できる、使い勝手のいいサービスとして人気があり、多くの人に利用されています。
そのためか、(WiMAXに限らず、他のサービスやインターネット回線全般にも言えることですが)利用者が集中する夜の時間帯に、回線のスピードが遅くなる傾向があるようです。
ここでは、夜間にWiMAXが遅くなる問題の理由を3つ挙げ、それぞれの対策について説明します。

多数の利用者によるネットワークの過負荷
原因:
夜間には、多くのユーザーがインターネットを利用し、同じネットワークを共有しています。
今はyoutubeや動画配信サービスなどのコンテンツが豊富すぎるほどに多くあるので、昼間の仕事を終えて自由な時間となった夜に、そういったコンテンツの再生が集中するのは仕方のないことだと言えます。
これによってネットワークが過負荷になり、その結果としてWiMAXの転送速度が低下し、接続が困難になることがあります。
対策:
対策と言っても、多くの人が集まって混雑することに対してできるのは、そこを避けることくらいしかありません。
夜間のピークとなる時間帯を避けることで、他のユーザーとの競合を回避すれば、接続の状態が良くなるでしょう。

WiMAXによる通信速度の制限
原因:
WiMAXには、短期間に一定以上のデータ転送をしてしまうと、その後に通信速度が制限されるという、一種のペナルティが適用されていました。
具体的には、従来の4Gプランでは「3日間で10ギガを超えるデータ通信を行った場合、その翌日から翌々日にかけての夜間帯(18時から深夜2時頃)の通信速度が1Mbpsまで制限される、というものです。
しかし、この制限は、現在主流の5Gプランでは解除されており、現在は無制限となっています。
対策:
現在主流の5Gプランに加入すれば、この問題に関しては、関係なくなります。
WiMAX+5Gのギガ放題プラスでは制限が撤廃されましたが、旧プラン(WiMAX2+)には引き続き容量制限が残っています。
周囲の機器から出る電波による干渉
原因:
夜間には、多くの家庭で様々な電子機器が使用されています。
特にアパートやマンションなど、近隣に住む人との距離が近い住まいでは、周囲に各家庭からの無線LANやBluetoothデバイスなどの電波が飛び交います。
WiMAXの端末がこれらの電波と干渉し、信号の弱まりや遅延が生じる可能性は十分にあります。
また、壁や家具のすぐそばのような場所では、そういったものが遮蔽物になって電波を妨げることがありますが、昼間は気にならないレベルでも、夜になって周囲の電波状況が悪くなると、これらの遮蔽物のそばだと特につながりにくくなる、ということも起こり得ます。
対策:
WiMAXの端末を他の電子機器から遠ざけたり、壁や背高い家具といった障害物から離れた場所に設置してみましょう。
また、多くのポケットWi-Fiルーターは2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯をサポートしています。
Bluetooth等の機器で多く使われている2.4GHz帯域ではなく、電波干渉が少ない5GHz帯域を使用することで、より安定した接続が期待できます。
まとめ
夜にWiMAXの接続状況が悪くなる原因としては、やはり昼間に外出していた人たちが帰宅し、大きな容量のコンテンツを視聴するのが大きな原因と思われます。
しかし、これは「観光地に人がたくさんいて、思うように見て回れない」のと同じことであり、それ自体をどうにかする方法はありません。
できるとすれば、時間をずらしたり、少しでも電波干渉を減らすようにするくらいです。
しかし、WiMAXでは5Gエリアの拡張や、アンテナの増設等が進められており、全体的には改善していくものと思われます。

